SNSを見ていて、こんなことを感じたことはありませんか?

「またこの人、案件か…」
「この商品、本当に自分で使ってるのかな?」
「広告ばっかりだなぁ…」

私も、そう思ったことが何度もあります。
むしろ、応援していた人ほど、そういう“広告っぽさ”を感じたときに少しがっかりしてしまったり。
もちろん、収益を得るのは大事なことだし、紹介すること自体が悪いわけじゃありません。
でも、見ている側って意外と敏感で、「本気で言ってるのかどうか」「自分の言葉なのかどうか」って、ちゃんと伝わってくるんですよね。

一方で、「これ、本当に気に入ってるんだな」って伝わってくる投稿を見ると、
「どこで買えるんだろう?」
「それ欲しい!」
「〇〇さんが選んだものなら信じられる」

って、素直に思えたりしませんか?

同じ“紹介”でも、受け取り方はぜんぜん違います。
その差を生むのは、「自分の商品かどうか」や「心からおすすめしてるかどうか」。
そしてもうひとつ大事なのが、「売りたい」という気持ちより、「届けたい」という想いがあるかどうか。
そういう空気感まで、自然と伝わってくるんだと思います。

つまり、「本気度」や「ストーリー」があるかどうかで、ファンの反応は大きく変わってくるんです。

1. 自分の言葉で語れないリスク

案件などで、「正直そこまで好きじゃないけど…」という商品を紹介することって、ありませんか?
細かい部分まではよく分からないし、なぜこの商品が生まれたのか、どこにこだわってるのか、正直あまり知らない。
でも、紹介はしなきゃいけない。そんなとき、どうしても言葉が上滑りしてしまうことがあります。

なんとなく表面的な説明になってしまって、「売るために言ってるだけなんじゃない?」と思われてしまったら悲しいですよね。
たとえ悪気がなくても、広告っぽさって案外すぐに伝わってしまいます。
そして、そのたびに少しずつ、相手の信頼が削られてしまうんです。

2. 商品のクオリティをコントロールできない

他人の商品を紹介するって、実はとてもリスキーです。
もし何かトラブルが起きたとき、たとえ自分が関わっていなかったとしても、「あなたが勧めたから買ったのに…」って思われてしまう。

自分ではどうにもできないところで信頼を失ってしまうのって、すごくもったいないことです。
「この人が紹介してたもの、あんまりよくなかったな」って思われるだけで、次に本当に良いものを伝えたくても、届きにくくなってしまう。

商品やサービスの質を自分でコントロールできないまま紹介するのは、やっぱり慎重に考えたほうがいいと思うんです。

3. 長期的な関係性を築けない

一時的に収益は上がっても、他人の商品を紹介し続けるだけだと、だんだんとファンとの関係が浅くなっていく気がします。

「あ、この人また何か売ってるな」
「結局、広告ばっかりだな」

そんなふうに思われてしまったら、それまで積み上げてきたフォロワーが離れる可能性もあります。
でも、自分が本当に良いと思える商品、自分の世界観に合ったものを届けていれば、ファンとの距離はもっと縮まっていきます。

自分の商品なら、ファンと一緒に育てていくこともできるし、愛着も湧く。
収益だけじゃなく、応援される土台も一緒に作っていけるのが、自分ブランドの物販の良さだと思います。
だからこそ、これからの時代に本当に求められるのは、
「ただの広告塔」ではなく、
「自分の想いをのせた商品を、自分のファンに届けられる人」なんじゃないかなと思います。

あなたの世界観に共感してくれているフォロワーは、
ただ“モノ”が欲しいわけじゃなくて、あなたのセンスや想いに惹かれているんです。
だからこそ、あなたがこだわって選び、ちゃんと関わった商品には、自然と価値を感じてくれる。

たしかに、他人の商品を紹介することで一時的な収入は得られるかもしれません。
でも、自分の商品で、信頼とつながりを育てながら、収益もちゃんと生み出していく。
そんな流れが作れたら、もっと気持ちよく、自分らしく強いファンを増やしながら活動を続けていけるはずです。

「もう他人の商品を売るのはやめよう。」
そんなふうに思えたときこそ、自分の影響力を大事に育てていくタイミングなのかもしれません。

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